マジック天国2〜叶わぬ願い〜

HYPER-HIRO2008-06-01

雨の夜の出来事だ

21時過ぎにチャイムがなった

玄関のドアを開けると

『こんばんは』

そこにはマグ子がいた

『ねえヒロシ、もう消えちゃった』

マグ子はおもむろにTシャツをめくり上げた

大きめの乳輪とうっすらと残っているマグえもんの文字があらわになった

マグ子はあの日の快感を忘れる事ができなかった

あの日以来
体の疼きをどうにもとめることができなかったのだ

『ねえヒロシ、もういちどカイてくれないかな・・・』

マグ子は恥ずかしそうにおねだりをした

しかしヒロシは

『よしなさい、今日はダメだ。もう帰りなさい』

とマグ子を拒んだ

どうしてかマグ子は聞き分けが良かった

理由は簡単なことだった

ヒロシに嫌われたくなかったのだ

『そうだよね、変なこと頼んじゃってごめんね』

とマグ子は雨の鍋横通りに消えて行った

〜追伸〜
次の日もまたヒロシに会いに来てしまうマグ子であった


著:モコリーネ長谷部